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成人した記念をすてきな記念写真で残そう! 成人式前撮り、後撮りのおすすめ

一生の記念になる、成人式の写真。
ご本人にとっても、また親御さんに撮っても、人生の大切な一ページですよね。
その時しか撮れない成人したばかりの姿を、プロのカメラマンによる写真で残してみませんか?

この記事では、成人式の由来からすてきな写真にするための撮影ポイントなどをご紹介しています。
思い出に残る大切な写真撮影の参考になれば幸いです。

成人の日は、1949年に制定された

毎年1月に各地で行われている、成人式。
もともとの起源は、古代中国で行われていた「冠礼」という儀式と言われています。
これは紀元前200年ころにはすでに記録に登場し、大人になると冠を付けるという儀式だったようです。
年が若いことを意味する「弱冠」は、これが起源とされています。
20歳を「弱」と言って元服し、冠をかぶっていたことから生まれたことばなのだそうです。
中国で行われた冠礼は日本にも伝来し、「元服(げんぷく)」の儀式になりました。

元服は奈良時代くらいから記録に現れだし、主に男子に対して行っていた儀式。
数え年で12~16歳(現在の11~15歳)くらいで行われ、この元服を機に、髪を大人と同じような髪型に結って服装も大人と同じタイプのものを着、さらに名前も幼名から新しい名前に替えたりしていたそうです。
なお、女子にも儀式がありました。
同じく数え年で12~16歳になると行われていた「裳着(もぎ)」という儀式がそれにあたり、この儀式では「裳(も)」という腰から下にまとう衣服を身につけます。
また、髪を結い上げる髪上げも行われ、子どもの髪型から大人の髪型へと変え、成長をお祝いしたと言われています。
こうした儀式は主に武家など上流階級で、それぞれ家族や親族単位で行われていました。

一般庶民にも成人の儀式はあり、これは地域によって様々。
一人で狩りができるようになった、米俵を一人で運べるようになった、など、厳しい社会を生き抜く上で大人として必要な技術が身に着いたことを祝うというかたちだったようです。 

現在のようなスタイルの成人式になったのは、戦後になってから。
戦後の昭和21(1946)年に、埼玉県の蕨市で行われた「青年祭」が転機となったようです。
当時は敗戦後まもなく、日本中が混乱と貧しさで暗いムードだった中、次世代を担う若者たちを勇気づけて励まそうと企画されたお祭りが、この青年祭。

青年祭の幕開けとして開かれたのが、「成年式」だったそうです。
この催しは、日本全国から関心を集め、各地で同じような式典を催す動きが始まったのです。
そしてついに2年後の昭和23(1948)年に制定された「国民の祝日に関する法律(祝日法)」によって、「成人の日」が1月15日に定められ、現在では1月15日周辺の週末に新成人を祝う式典が全国各地で開かれるようになりました。
ちなみに、先にふれた蕨市では、現在でも成人式ではなく、「成年式」として開催しているとのこと。すてきですね。

伝統衣装を身につけて式典に参加するタイプの成人式は
日本独自の文化

世界中どこの国々も、長い間子どもの死亡率の高さに悩まされた歴史を持っています。
そのため、社会的に大人として認められる儀式が残ってる文化圏はたくさんあるのですが、その多くは厳しい社会を生き抜くため、「恐怖心を克服してこそ一人前」というような、過酷な試練や儀式を内容とするタイプが多いようです。
日本のように、着物や袴といった伝統意識を身につけてみんなで祝うというタイプの成人の儀式は世界的にも珍しいそうで、色とりどりの衣装で集まる様子はカラフルでとても美しいと海外から絶賛されているとか。
そんな成人の日のすてきな振袖姿、袴姿、スーツ姿は、ぜひすてきな写真で残しておきましょう。

成人式で振袖や袴姿になるのはなぜ? 訪問着は? スーツは?

成人式というと、女性は振袖を着て、男性はスーツや袴姿というイメージですよね。
なぜでしょうか。
たとえば振袖は、女性にとって未婚のうちに着る着物の中では最も格式が高いものなので、成人式でもよく選ばれているのです。
そんな振袖が未婚女性の第一正装となったのは、明治以降。
もともと今よりもう少し袖が短いものを未成年とされた子どもたちが普段着として着ていた着物が、江戸時代頃に徐々に現在のデザインに近い形に変化していったと言われています。

しかし袖が長いとやはり日常生活には不向きなので、特別な日の晴れ着として着用されるようになっていった経緯があるのです。
袖が長い振袖は、文字通り「袖を振る」ことに由来。
「振る」しぐさにはもともと厄払いやお清めなどの意味があり、つまり振袖を着るということは、身を清めることいもつながっていたのです。

また、成人の日は、新たな人生の門出。

晴れ着でで盛装することで、縁起を担いだのが始まりとされています。

また、女性にはもうひとつ、未婚既婚関係なく着ることができる着物として、訪問着があります。
こちらも、フォーマルなお出かけの場にふさわしい晴れ着。
訪問着は成人式だけでなく、その後も結婚式のお呼ばれや子どものお宮参りなどで着る機会が多い着物なので、購入する場合は振袖ではなく訪問着のほうを選ぶ方も多いのです。
また、親御さんや親せきの方からお借りしたり譲られるなどして成人式に着て行く、という方もいます。

訪問着にも華やかな色やデザインのものがたくさんあり、組み合わせる帯を変えることで雰囲気もがらりと変わります。
何歳になっても着続けられる訪問着のデビューとして成人式に着ていくというのもすてきですね。

男性は、成人式はスーツで参加する方がまだまだ多いようです。

スーツの場合は、落ち着いた色合いで長く着ていけそうな上質なものがおすすめ。
成人式を機に、着心地がよく自分の体型に最高にフィットするオーダーメイドのスーツをつくる方も多いようです。
オーダーメイドは、生地や裾幅、ボタンのデザインなどが自由に選べる点や、就活でも映えることで好評です。
オーダーメイドスーツのデザインは、なるべくベーシックなものがおすすめ。
派手なデザインは流行が変わると目立ってしまい、仕事で着ることができなくなります。

成人式では、ネクタイなど小物の方を少し華やかなデザインのものにして合わせるのがおすすめです。
また、寒い時期なので、マフラーや帽子を合わせて、かっこよくきめてみてはいかがでしょうか。
あるいは、男性は着物を着る機会がとても少ないですので、成人式を思い切って和装にしてみるのもおすすめです。

男性の和装の礼服と言えば、羽織袴。
それも、紋付羽織袴、つまり紋が入った羽織と袴が第一礼装とされています。
こちらもレンタルでき、カラーもデザインもたくさんあるので、楽しんで選んでみてください。

振袖や袴、人気のデザインの傾向は

◆振袖

振袖で人気の色は、ここ数年一番は赤です。
赤がもつ上品な華やかさはもちろん、日本人の肌の色に多いオークル色とも相性がいいので、多くの人に似あうことから長く人気のあるカラーです。
また、赤には祝い事や魔除けの意味もあり、晴れの日には欠かせない色でもありますよね。

紺色、水色、ターコイズなど、バリエーション豊かな青系も人気です。
青には透明感のある肌を演出し、また清廉さや上品さをイメージさせる効果が期待できます。

そんな中、大人っぽさで言えばやはり黒が一番。
デザインによってはかわいらしく見せたり、金色や銀色をあしらったゴージャス感のあるものも。
しかも黒系はメリハリがあるので、成人式でもひときわ目を惹くことでしょう。

かわいらしさを最上級に高めてくれるのは、やはりピンク。
キュートさ、ハッピーさ、元気さを演出します。
子どもっぽい印象にならないようにするには、帯をシックな柄にするとよいでしょう。

柄は、年代を超えて愛されているのが昔から縁起が良いとされている梅や牡丹、桜や扇、松竹梅のデザイン。
最近ではバラや蝶、ハートや水玉など、古典柄にはない自由なデザインのものも増えてきています。
ふんわりと優しい印象で人気があるのは、小花柄やパステル調の振袖。
振袖は、カラーだけでなく柄やデザインでもイメージが大きく変わるので、どんな印象にしたいかぜひ楽しんで選んでみてくださいね。

◆羽織袴

男性の羽織袴も、年々カラーバリエーションが増え、オシャレに着こなす人が多くなっています。
羽織袴の中で最も格式があるのは「黒紋付羽織袴」か「色紋付羽織袴」になりますが、最近では色紋付羽織袴の方に人気が集中しています。
さて、黒紋付羽織袴の場合は、足袋と羽織紐は「白」にするのが正式です。
また、家紋の数は5個。
一つ持っておくと、大事な式典などで重宝するでしょう。
白紋付袴も人気が高く、見た目に清潔感やさわやかな印象が好評です。
色紋付羽織袴で一番人気は、やはりグレー。
ほかにも赤や青、黄色なども作られているのでお店に確認してみるとよいでしょう。
また、袴も定番の縞模様のほか、龍などのデザインも人気です。

着物の準備は、早ければ早いほどよい

2022年4月から、成年年齢が18歳になりました。
女性の場合、成人式用の着物の準備は、早ければ早いほど安心です。
一生に一度の姿を、最高の着物で写真に残したいと考える方は多いでしょう。
購入であれば、余裕をもってお仕立ての依頼をするのがおすすめです。
お仕立ては、お店にもよりますが、だいたい1~2か月ほどの期間が必要なところが多いです。
また、成人の日が近づくとその分混みあいますので、早めの注文を検討したほうがよいでしょう。
レンタルの場合は、特に1月上旬は多くの予約が入るため、選択の幅が狭くなっていることが予想されます。
レンタル業界では、数年先の予約を受け付けているところが多いので、高校1年生、2年生くらいのうちに気に入ったものに目星をつけて予約を入れておくのもよいでしょう。

成人式、女性は洋装もOK!

成人式では多くの女性が振袖で出席しますが、その割合は8割ほどと言われています。
それでも2割ほどの方は洋装を選んでいるようで、中にはスーツ姿の方も。
と、言うのも、振袖は着るのも時間がかかりますし、美容院や貸衣装店も混雑することから、場合によっては早朝から準備しなければならない面もあります。
しかし、スーツなどの洋装なら、ヘアセットだけ美容院でお願いし、あとは自分のペースで着替えて会場に向かうだけなのでラクですよね。
スーツで成人式に参加する場合は、就職用のものではなく、エレガントな雰囲気のものを着て行くというのはいかがでしょうか。
スーツの上下にワンピースがついたタイプのものを一つ持っておくと、成人式以外でも謝恩会や卒業式、結婚式のお呼ばれにも重宝しますよ。
上着にはジャケットの代わりにファー素材のケープを羽織って華やかにするのもおすすめスタイルです。
また、成人式の二次会でドレスワンピースを着用する方も多いでしょう。
そのドレスを、成人式のほうで着ていくのももちろん「アリ」。
少し大振りのアクセサリーをプラスし、ファー素材のショールやボレロとコーデするのも華やかでよいですね。
もちろん、パンツスタイルもおすすめ。 

特に、エレガントなシルエットで華やかさも演出できるパンツドレスなら、成人式以外のフォーマルな場にも着ていくことができて重宝します。 

女性の洋装は、振り袖姿がほどんどの成人式会場で悪目立ちするのではと躊躇する方も多いかもしれません。

しかし、自分自身がベストと感じる服装を堂々と選択するのも、正解のひとつですよね。

成人式の写真は、プロに撮ってもらうのがおすすめ

成人式では、お友達同士やご家族の方などと、たくさんの写真を記念に撮りあう風景をよく目にします。
しかし、1枚はプロのカメラマンによる写真を撮っておくのがおすすめです。
せっかくの晴れ着姿を、きちんとした形で写真に残すなら、写真館やフォトスタジオなどの専用スタジオでの撮影が最適でしょう。
写真は、日の当たり具合やピントなどで、色合いや仕上がりが大きく変わります。
スタジオ撮影は計算されたライティングの中で、高機能のカメラ機材を使用して撮影します。
プロのカメラマンはモデルの自然な表情を引き出し、また着物の柄が最も美しく映えるポーズなどを提案してくれるので、最高の1枚に仕上がるでしょう。
仕事などの都合で成人式に参加できないという方には、特におすすめ。
「写真だけの成人式」のようなプランが充実しているお店もたくさんあるので、利用してみてはいかがでしょうか。

時間と気持ちに余裕をもって撮影に望める、前撮り、後撮り

成人式は、一生に一度の一大イベント。
でも、その日一日は結構なハードスケジュールです。
特に女性は、振袖の着付けやヘアメイクで早朝から準備しなければなりませんし、成人式の後は懐かしい顔ぶれとそのままパーティへ。
そこに一生ものの記念写真を撮るスケジュールをねじ込むとなると、負担に感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで、おすすめなのが、「前撮り」、もしくは「後撮り」です。
成人式当日ではなく、前もって写真だけ撮っておく。

そのメリットはたくさんあります。
ひとつは、慌ただしく予定でいっぱいの当日ではなく別の日なら、落ち着いた気持ちで時間に余裕をもって撮影に望めるという点です。
そして、前撮りで振袖や羽織袴などを着ることで、普段着慣れない着物の着心地や扱い方に少しでも慣れておける点もメリットのひとつですね。
時間に余裕があるので、ご自身のお写真だけでなく、お友達同士やご家族一緒の写真を撮ることができるのも、おすすめな理由です。

成人式より前の時期に撮ることを「前撮り」、後の時期に撮る場合は「後撮り」と呼びますが、近年は成人式以外でも、結婚式や七五三などで同じ方式で撮影する方が増えてきています。
また最近では、多くの写真館やフォトスタジオに、着付けやヘアメイク、撮影までがセットになったプランがあるので、それを利用してお得にすてきな写真を撮るとよいでしょう。
特に男性は、着物を着る機会も少ないことから、衣装レンタルが可能な写真館やフォトスタジオなら、和装も洋装も両方写真に収めておくのがおすすめです。
撮影自体も楽しんで、すてきな思い出をつくってください。

おすすめのポーズ

◆定番ポーズ

成人式のポーズの王道は、女性の場合、和装でも洋装でも笑顔で直立、あるいは座して、前で手をそっと添えたポーズでしょう。
表情はおすましした感じにしておくのがポイントで、1枚は撮っておきたいもの。
男性は、斜め立ちで胸を張り、仁王立ちのようなポーズが定番です。

◆振袖や帯を見せるポーズ

和装の女性におすすめなのが、振袖がしっかり映るように撮るポーズ。
カメラマンと相談しながら、振袖のデザインがしっかり映るポーズもぜひ撮っておきましょう。
また、和装は帯の形もすてき。
振り向きポーズにすると帯も写りますし、正面の姿とはまた違った印象の写真に仕上がるのでぜひ撮っておきましょう。

◆小顔に見せるポーズ、大人っぽい雰囲気になるポーズ

顔周りに手を持って行くと、顔の輪郭が隠れ、小顔に見せる効果があります。
また、敢えてカメラから視線を外し、伏し目がちに撮ってもらうと、大人っぽい印象の写真になるのでこちらもおすすめです。

◆腕を組むポーズ、親子で撮るポーズ

男性におすすめなのが、斜め立ちの姿勢で腕を組むポーズ。
スーツでも羽織袴でもこのポーズは人気で、こちらも定番のひとつでしょう。
また、父親と並んでそれぞれ腕を組むなど同じポーズをとり、成長を感じさせるカットも人気です。

◆ご家族やお友達と一緒に

写真館やフォトスタジオでの撮影のメリットは、全員一緒の写真が撮れることでしょう。
しかも、ピントがしっかり合い、うっかり目をつぶってしまったなどのタイミングを外してしまう心配も不要なすてきな写真に仕上がります。
成人式は、本人に撮ってもご家族に撮っても特別な日です。

ぜひ大事な人々と一緒に集合写真で撮っておきましょう。

まとめ

子どもの死亡率が高かったころは、成人したことを本人も含め、家族や親族で大いにお祝いして様々な儀式を行っていました。
現在のような成人式は戦後に行われるようになり、各々がカラフルできらびやかな振袖やスーツなどの盛装で集まる姿は非常に華やかで、海外からも注目されています。
そんな特別な日である成人式の写真は、一枚は写真館などプロカメラマンに撮ってもらうのがおすすめです。
成人の日とは本来、普段とは異なる装いや髪型にして、目に見える形で成長を祝ってもらうことで、大人としての第一歩を自覚するという日です。
また晴れ着を着て成長した姿を親や周囲の人に見せることで、これまで育ててくれた感謝を伝える意味もあります。

ぜひこの特別な姿を、すてきな記念写真として残しておきませんか。